お世話になっております。
「アイムログ」記録者のぱいさいこです。
足利百名山記録、第4回は
深高山です。
深高山
足利市北西部の、小俣町とその南の粟谷町との町境尾根の高いピークが深高山。足利百名山NO,6 石尊山とは尾根繋がりで、さらに北の山から見るこの尾根はスッと真っ直ぐに伸びるラインが美しい。
※北側の県境尾根、仙人ヶ岳付近より深高山~石尊山の尾根
至近の登山口になるのは県道218号線の猪子トンネルの脇。小俣町側からも松田町側からも、最初に目指す猪子峠にアクセスできる。
この記録は、石尊山を経ての周回コースとなっている。車が2台用意できる場合や自転車がデポできる方は、ぜひこのコースをとっていただきたい。せっかくならこの尾根を歩いて足利の名峰たちを楽しむのがオススメだ。
今のところ、「深高山」の名の由来は耳にしたことがない。しんこうざん、しんこうやま、しんこうのやま…信仰の山……
石尊山が小俣における信仰の山であるなら、粟谷や松田など隣の町民による呼び名か?とはあまりに簡単な発想すぎるが、そんなとりとめのないことを考えながら手軽に歩ける山。それが足利の山でも数少ない、地形図に山名が載っている深高山である。
山行日:2019.8.24
天気:晴れ
地形図:足利北部
歩行距離・歩行時間等
詳しくは地図右下の山行記録のページへをクリック
※「ヤマレコ」のサイトにジャンプします
コース状況
※石尊山の記録の続き
石尊山から尾根を歩いて、今は通行禁止の湯殿山への分岐標。
ここから東へ。
分岐から10分ほど歩くと487m点。


歩きやすい雑木の尾根を進むと石宮が見えてくる。


立派な山名板の下に控えめで愛らしい足利百名山板。 ここが
【足利百名山】 NO,5 深高山
地形図上の506m点
以前は樹間から景色が望めたが、今は冬枯れの時期限定になっている。


少し急な下りを行ったところで、じいさんと会う。猪子峠から深高山までの間で榊を採りにきていたようだ。ちょっと話すが足が悪いみたいでゆっくりなので、逆に気を遣わせても悪いから先に行く。


少しの岩々したところを越える。
植林になってきたところで、
山神さんに出会う。 文化十二亥年四月


尾根を真っ直ぐ南に進むと、二等三角点「松田」419.6mに辿り着く。
よく見ると十字路な分岐は左、東へ。
少し下ると舗装林道にぶつかる。猪子トンネルの東側へ向かうならこの林道を下りてもいい。


遅い昼ご飯を食べながら、じいさんが下りてくるのを確認するために待つ。
そこから少しで猪子峠。このまま北へ上がれば足利市最高峰の仙人ヶ岳に至る。
左に曲がって、猪子トンネルの西側へ下る。
小さな沢がサワサワして合流してくる沢を行くと、


登山口カンバンが見えてきて、チェーンの張ってある猪子トンネルの西側に下り着く。


仙人ヶ岳の登山口である岩切登山口を過ぎたら、その駐車スペースに着く。
朝デポしておいた折り畳み自転車。1万円ほどの安物で乗り心地は良くないが、コイツがいるといないでは大違い。
東から西へ向かうなら下りだからピューっと行ける。


途中にある鳴石。足利の伝説。
こういうのが残るって良いよな。
風を切りながら走る爽快さ。山を登るサイクリストはまだ理解できないがこの気持ちよさはわかる。
鳴石から少し行った、152m基準点あたりから。中央左端の高いところが石尊山。
叶花集会所に戻っておしまい。
終わりに
初めて深高山と石尊山を歩いたのは、足利百名山を始める前。
猪子峠から上がって石尊山までのピストンとしました。とりせんで買った棒大福が美味かったのを覚えているのでいつかの節分の時期だったはず。
冬枯れ景色のこの尾根歩きは、北側の景色が樹間から覗き県境・市境尾根、その先には日光の山々が見えます。これだけでも十分満足できる山歩きなのですが、自転車を買ってからはこの周回コース取りが固定になりました。
ほんの少しだけでも麓を歩いたりすると、山だけでなく町も好きになって、もっと山も好きになる。
そう感じられる山間風景までセットの山行がオススメです。
注意点
記録の内容は古くなっていることがあります。
現在の状況をよく確認して歩いてください。
足利百名山については
【足利百名山】 僕が愛するご当地百名山 - アイムログ
をご覧ください。