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        「道迷いさん(僕)の今までとこれからの道程の記録」 家の悩みと山の話、気分転換に他の事      

子供たちへのラブレター

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ピヨスケ と ハルスケポ へ

 

 

 

もっと。
もっと色んな所に連れて行けばよかった。
そう思ってるんだよ。
お前たちが行きたいかどうかなんて知らない。
それでももっと色々なところに連れていって色々なものを見せればよかった。
お前たちはまだ小さかったから近くの山にしか一緒に行かなかったけど、パパはたくさんの山に行ったよ。
ここなら歩けるかな。
ここに連れてきたいけどさすがに無理かな。
本当に毎回考えてたよ。
もちろん山だけじゃないよ。
もっと色んな所に連れて行けばよかったと思ってるんだよ。

 

パパは今でも月に4回くらい、お前たちの事を思って泣いてる。
今もこれを書きながら泣いてるよ。
嘘じゃないよ。
どこかの子のパパって呼ぶ声に反応して振り返ったこともあるよ。
作り話みたいだろ?
そこで泣くのは恥ずかしいからクルマの中で泣くんだ。
会いたいのと、
申し訳なかったのと、
自分の愚かさに絶望して泣くんだ。

こないだばあちゃんに、
子供たち2人だって見せないだけで泣いてるよ。って言われてさ。
そうだったら嬉しいな、って思っちゃってさ。
どうかしてるよ。
子供たちが泣いてるのが嬉しいなんて。
でもお前たちがパパの事を考える瞬間があると考えたら嬉しいんだよ。
ごめんな。

 

パパと、お前たちのお母さんが
20歳になったところでピヨスケが生まれたんだよ。
その2年後にはハルスケポが生まれた。
若い親だからバカにされないように、みたいな気持ちでしっかり育てたくて
厳しくしすぎたことを後悔してる。
いつも怒ってばかりだったよな。
今思うと、あんなに小さい子供にどうしてあんなに厳しくしたのか信じられないほどだよ。
それでも、優しい良い子たちに育ってくれて本当に嬉しいよ。
お母さんと、おじいちゃんおばあちゃんのおかげだな。

たまに会ってくれる日が待ち遠しくて仕方ないよ。
記憶の中のお前たちは小さいままなのに、会うたびにどんどん大きくなってるのが嬉しい反面、寂しくもある。
ママはいつの間にかお母さんになったのに、パパはパパのままだな。
いいんだよ。
パパって呼んでくれるだけでありがたいんだから。
会って顔見られるだけで嬉しいんだから。
離れてから数えるほどしか会わないうちに、
ピヨスケはもう高校生になったし、ハルスケポは中学生になった。
まだ愛の意味はわからないかもしれないけど、パパはお前たちのことを世界で一番愛しているよ。
愛ってものに順番なんてないんだけどさ、
それでも一番愛してるんだよ。

今までの時間は取り返せないけど、
これまでもこれからもパパの気持ちに変わりはないよ。
小さくて可愛い子供じゃなくて、もう大人みたいに大きくなったお前たちだけど
これからでも見せたい景色があるよ。
色々なところに連れて行きたいよ。
いつかのその時にはお父さんって呼んでくれよ。
いや、やっぱり泣いちゃうからパパでもいいや。

 

世界で一番お前たちを愛してるお母さんを大事にな。
おじいちゃんおばあちゃんもおんなじだよ。
離れたところからパパもずっと見てる。
ピヨスケとハルスケポが大人になるこれからを
見守っているからね。

 

 

 

パパより