こんにちは
「アイムログ」記録者のぱいさいこです。
足利百名山記録、第2回は
【足利百名山】を歩くことを決めたきっかけになった山
田沼浅間山 です。
田沼浅間山
足利市の北東部、東に接する佐野市との市境尾根上…ではなく
市境尾根よりほんの少し東へ行ったところが田沼浅間山である。
そう。【足利百名山】なのに佐野市、旧田沼町のポイントを百名山に選んでいるのである。選定理由は、いくらか調べたり考えてみたりしたが不明のまま。選定者に聞くほかにはない。
別の呼び方は彦間浅間山、須花浅間山。
彦間や飛駒という地名が現佐野市側にあるが、これはその昔このあたりが名馬の産地であったことから、らしい。
地形図にある345m点より数十m東にある展望地がこの浅間山となっている為、345m点を目指すというよりはこの田沼浅間山のポイント(339m)を山頂と捉えたハイキングコースの整備がされている。
【足利百名山】であるが佐野市側からの取りつきとし、須花坂公園内に位置する田沼浅間山へ。同じく須花坂公園内の「須花坂手打ちそば憩い館」の脇よりハイキングコースが上に伸びる。憩い館からのコースはよく歩かれており歩行に問題のあるところはない。、がしかし憩い館は土日祝のみの営業でその駐車場は平が閉まっている為、平日には停められない。平日の場合は憩い館前の県道飛駒足利208号線を足利側に200m程行った先の桜沢公園に停めるといいだろう。
このコースは散歩程度にも関わらず、またこの標高にしては素晴らしい眺めが楽しむことができる。高山の非日常を味わえる大展望は山歩きにおける大きな魅力だが、この里山からの可愛い展望は日常の中に山を感じる幸せを味わうのにピッタリだ。
浅間山からは足利市街がよく見える。選定者はこれを理由に百名山のひとつとしたのだろうか。そんな想いはそこそこにして、佐野側に戻れば美味しい蕎麦が待っている。
山行日:2017.1.7
天気:晴れ
地形図:足利北部
歩行距離・歩行時間等
詳しくは地図右下の山行記録のページへをクリック
※「ヤマレコ」のサイトにジャンプします
コース状況
土日祝が憩い館の営業日。門が空いていて駐車できる。
声をかけて一応駐車の許可を得る。被写体の許可も得る。
下りてきた後の蕎麦が楽しみだ。
楽しみだ。とか言っといて実は、蕎麦の味があまりよくわからない。
(最近ようやくわかってきた。と思っている)
憩い館のところの登り口をスルーして、別のルートへ向かう。
(ここから登ればどんなにゆっくり行っても30分で山頂に着く)
県道を足利側に歩くと数分で八雲稲荷神社の鳥居が見える。その手前にある横道に入ると「東登り口」の、
桜沢公園だ。数台駐車できるスペースがある。
県道からはここが公園とはわかりづらいのが困る。目に付きやすい表示があればいいのに。春には桜が綺麗なところ。
虚空蔵菩薩さんの横から上がっていく。
時期によっては、笹がうるさいこともあるがたいして長い距離ではない。
少し上がると平成坂。さらにもう少し上がると分岐にぶつかる。上へ。
この辺りは少々急坂で、だいたいいつでも落ち葉が重なっていてズルズル歩きづらい。
単管の手すりが助かる。
分岐からひと登りで明王さんのいる不動展望台に着く。
ここの景色は下りの時に見ることを勧める。その方がこの可愛い展望が愛おしく思えるからだ。
※2016.4.20 春の景色
春には木々の萌える色が麗しい
先に大きな岩が見えてきたら、すぐに見晴らしのいいてっぺんだ。
345m点手前の、この見晴らしのいいところが
【足利百名山】 No,14 田沼浅間山
339m
南に見えるのは足利の街。
この標高の割には上等な眺めである。
※春の景色
浅間さんたちが見守る景色を一緒に眺められるベンチがいくつかある。
ゆったりした時間を楽しむ静かな山頂だ。
存分に楽しんだら下る。サッサと行くとあっという間に下に着いてしまうからゆっくり歩こう。あまりに腹が減らないままだとせっかくの蕎麦がもったいない。
どまんなか田沼でシャレの効いたことを言うもんだ。
平和を願ってひとつき。
阿弥陀如来さんに挨拶して、スルーした憩い館のところの登り口に下り着く。
いつ来てもなかなかお客さんの多い憩い館。
価格が変わったからぼかしたが、2019年の春でもりそば600円だったはず。
他にも、大満足の舞茸ご飯セットや人気のふかし饅頭もオススメ。
須花坂ざるそばいっちょう
このクオリティで650円は安い、と思う。
僕にとってはここの蕎麦がスタンダード。うまい。
蕎麦は好みがわかれるだろうけど、こういう蕎麦が好き。あんまり細かったり、気取った感じのするのより。
須花そば五合打ち 2019年春 1700円
大盛りで足りない方にはこれ! 来たれ大食漢。この倍の一升打ちもあり。
終わりに
この山に初めて行ったのは2016年の4月。緑が萌える春の山。
ハイカー4年生になったこの頃の僕はそれなりに色々な山を歩いてきました。
日本の山都会であるアルプスの峰々に、人気の名山たち。それらが見せてくれる大展望は山歩きの中で大きな目的となります。
でも
この山を歩いて、これこそが僕の「ハイキングの原点」だと気づきました。
春に生え揃う若葉の緑に感動し
大展望とはいかない可愛い展望地からの眺めに喜ぶ。
登山家の方々や、ストイックに山に向かっている人たちには失礼かもしれないがこれが山歩き。これこそ山なんだと、僕は思う。
山を歩く人でも好みはそれぞれ。
今では標高の高い山に行くのは少なくなってしまうほど、里山歩きに寄ってしまいました。
きっと、同じような「ハイキングの原点」となるような里山がこの日本中にあるはずです。優しく迎えてくれる自分だけの里山があるのって、良いものですよ。
注意点
記録の内容は古くなっていることがあります。
現在の状況をよく確認して歩いてください。
足利百名山については
【足利百名山】 僕が愛するご当地百名山 - アイムログ
をご覧ください。