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        「道迷いさん(僕)の今までとこれからの道程の記録」 家の悩みと山の話、気分転換に他の事      

住宅ローン支払い中の一戸建てを売却して、2回目の新築一戸建てを建てる 第23回 「購入した土地の話」

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お世話になっております。

 

アイムログ」記録者のぱいさいこです。

 

 

前回の第22回で
売り出していた家の売却が完了し、残金決済、引き渡しまで終わった事をお話ししました。

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今回は、同じタイミングで僕に引き渡された
土地についての話です。

 

 

 

土地の選び方

 

こんな見出しにしましたけどね。
別に誰かの役に立つものじゃないんですよ。
僕がこの土地に決めたもろもろをお話しします。

 

ところでなんですけど
土地を買う、ってなんだか不思議な感じしませんか?
買う土地がどこであるにせよ、生まれ育った場所から離れた土地に住むことの始まりなわけですから。たぶん、生涯にわたっての。
だってこれって上京してどこかのアパートに住むとかとはワケが違うじゃないですか。
大きな金額を出して「購入」する土地ですよ?
借りるんじゃなくて、買うんですよ?
一般的な話をしたら、その土地に住み続けていって死ぬまでそこにいるわけですよね。
そんな場所を決めるのって
簡単なはずは、ないですよね。

僕の場合は、一度そんな場所を見つけて家を建てました。
当然ながら、そこが自分が死ぬまで居るところだと思っていました。
その土地と家が新しい持ち主に渡った今でも、良い処だったと思っています。便利なところではなかったですけどね。
個人的にはナイーヴな側面もチラチラチラリンコな家の売却の話ですが、それはどっかに置いといてポジティブな面を前面に押し出せば
僕、もう一回土地を選べるんです。

あ。誰にもオススメしませんよ?
お金かかりますからね。

 

 

 

土地を選ぶ基準は、人それぞれですよね。
買うタイミングによってはそれこそ地方移住みたいな感じで憧れを叶えるとかね。僕も憧れますけどね。山の近くに住むとか。
でもやっぱり一番の問題は通勤でしょう。
この土地は僕とワイフの職場の中間あたりで絞り込んだ街で探しました。
便利なところがそれほど遠くはなく、それでいて静かなところ。
小さな駅だけど歩いて数分だし、それでいて静かなところ。
クルマの通りが多い主要県道からは少し離れていて安全だし、近くにはネコがたくさんいて可愛い。ネコ踏んじゃったなんてことにならないように気をつけないと。

f:id:pisai5:20191215120716j:plain※購入した土地にいた先輩

 

 

購入した土地の話① 解体式・お清め

 

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この第15回で
購入予定の土地の話としてお話ししたんですが
僕の名義になったので続きを書こうと思います。

 

古家がまだ残っている売り土地で、その撤去費用は売り主様が負担してくれるんですけど物置だけは残してもらうつもりです。

第15回でこう書きました。
登記が変わる前には古家は取り壊してもらう予定だったので、もうすでに取り壊されてまっさらな状態になっています。

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で、取り壊してもらった古家のことなんですけどね。
初めて土地を見に行った時にも、家の中を見せてもらいました。
スケルトンリノベをするわけじゃないんで関係ないと言ったら関係ないんですけどね。
でも、家って大事なものじゃないですか。
この家がどれだけキレイを保って住んできたとか、設備が良いとかそういうことじゃないですよ。
そこに住んでいた人たちの想いが詰まっているんですよ。
こないだまで僕の家だった12年くらいしか住んでない家だってそれなりの想いがあるんだから、何十年も住んだ家なんてすごいことですよ。

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古い家の匂い。ばあちゃんちの匂い。
良い色になった柱。
良い味の建具。
使い古した道具たち。
仏壇。
その上にはここに住んできた人たちの遺影。

土地を購入するにあたって考えることはたくさんあるけど、
現実的に色々考えなきゃいけないことはたくさんあるけど、
それらをクリアした後には、この家の今までのことに思いを致しました。

この家を取り壊す前には、僕も何かをしたい

幸いにも、この売り土地の担当営業さんは良い人感どべどべな人だったので上手く伝えられない僕の言っていることを理解しようとしてくれて、こう提案してくれました。

お清めというか、解体式みたいなのをなさったらいかがですか?

ああ、きっとそれだ。
僕がやりたかったのはそれに近いんだ。
教えてくれた「解体式」を調べてみたら、地鎮祭の家版みたいな感じ。
神様たちに安全を祈願する。みたいな。

 

取り壊しの日程が決まって、家の中の片づけが済んだら、家のカギを預かって中にも入れるようにお願いしました。
週末の度にその家の様子を見に行ったりしました。
ひとつ残念だったのは、僕たち夫婦が解体式をする前日に売り主様が解体式をなさったようでその家にいた人たちの遺影がなくなってしまったことでした。
もちろん宮司さんに来てもらって行う正式な解体式なのでよいことなのですが、僕としては遺影に挨拶がしたかったのです。

東北の角から、南東、南西、北西。家の外角に酒と塩をまきます。
この土地には井戸も掘ってあったし、外に昔の便所もあったのでそちらの神様たちにも挨拶をしました。
家の中に入って、家の中心に少しの酒と塩をまいて家を守ってくれた神様たちにも挨拶。
そして何よりも、ここに住んでいた人達に挨拶。この家に挨拶を。
遺影も位牌もありませんでしたが、仏壇は残っていました。
仏壇の前に座り目線を上げて、記憶の中の写真に挨拶。

これからぼくたちがこのとちをまもっていきます
どうぞおみまもりください

もう一度外に出て、稲荷さんにも挨拶して終わり。
最後に仏壇の前に戻り、お供えで持ってきたふかし饅頭をこの家の先祖の人たちと一緒に食べました。

 

※僕が行った解体式・お清めは、教えてもらったことや調べたことを個人的に解釈して行ったものです。大事にしたかったのは挨拶です。八百万に宿る神たち、その一部の神さんに挨拶をすること。そしてここの土地を守ってきた家の人たちに挨拶をすることを一番に考えました。

 

 

購入した土地の話② 納屋

 

この購入予定の土地、すでにデカイ物置があるんですよ。
コンクリ基礎の立派なヤツが、いるんですよ。
23㎡くらいあって収納力どえらい。

第15回でこう書いたんですが、コンクリ基礎の立派なモノなんで当然ながら登記簿に記載されてました。
納屋として固定資産の評価対象になるもの。

いいんです。いいんです。
自分で建てようと思ったら数十万じゃできないものでしょうから。

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田舎ではよく見かけるヤツです。
折板屋根にA型サイディングとトタン波板の外観。
でも構造体はCHI型の鉄骨。塗装が剥げてきてボソボソだけど問題なし。
これは使える。

掃除してすでに物置として使っています。
新築が建って落ち着いたらこの納屋にも手を出して楽しめそうですし、良いものを残してもらいました。

 

 

 

終わりに

 

前回の終わりにも書きましたが
ウチのワイフのぱいこちゃんが臨月です。
出産です。
今にも出そうな大きなお腹なのに出てきません。
母体は今までつわりもなく健康そのもの。食べすぎに注意くらいなもんでしたし
お腹のベイビーもすくすく育ってモゴモゴ動いています。
今のエコーってすごいんですね。
お腹の中の赤ちゃんが立体に見えるんですよ!
3Ⅾですよ。
技術の進歩ってすごいですね。
…僕が知らなかっただけ?