こんにちは
「住宅ローン支払い中の一戸建てを売却して、2回目の新築一戸建てを建てる」ブログの「アイムログ」記録者のぱいさいこです。
はじめての記事でこんなふうに書きました。
このブログでは
- 家の悩み
- 山の話
- 気分転換(現実逃避)に他のこと
、を書いていくつもりです。
記事タイトルの内容だけだとネタに困るし憂鬱になっちゃうので、趣味である山歩きにまつわる話と、気分転換に普段感じること、を綴ります。
という事で、今回は基本的に家の悩みとは無関係なことを書いていきます。
…どうぞお付き合いください。
バラは好きですか
僕ね、大好きなんですよ。チョー可愛くないですか？
いや大好きだった、と言ったほうがいいのかもしれませんけどね。
上に書いた売却するつもりの家の庭に、いくつかのバラを植えまして数年間愛でてきました。僕が家を出るまで…
バラは色々大変だと言われますが、実際に大変なことの方が多いと思います。虫がつきやすい、病気にかかりやすい、剪定が大変、お金がかかる…
このあともう少しお話ししますが、これらの大変なことがあるのに自分の庭に置きたいと思うのは「バラが美しいから」に他ならないんです。
バラの系統
もうこれを読んでいるってことは興味があるから、ってことだと解釈して長い話を始めようとしていますがよろしいですね？できるだけ短くする努力はいたしますし、できるだけわかりやすい言葉でお話しいたしますので、お付き合いください。
バラの歴史ってすごい長くて古代ペルシャ時代に起源するとか、ギリシャ・ローマ時代には広く栽培されていたとか、もうよくわからないくらい昔から人の生活の中にあったみたいなんです。正直それはどうでもいい、とは言わないですけどマジで興味持ったら勉強するくらいでいいと思います。…言われなくてもわかるか。んふふ。
あ！ちょっと待って！行かないで！
ここからは見出しの内容なのでお話し聞いてもらいたいんですが、バラって結構な分類とか系統にわけられるんですよ。
世界各国の育種家たちが長い年月をかけて様々なバラの原種をかけあわせて、また生まれた品種をかけあわせて、いくつものバラが生まれてきたんですけどね。その星の数ほどもある品種を分類でわけた「系統」が３０以上もあるんですよ。
一例を挙げると、
アルバ、ブルボン、ダマスク、フロリバンダ、ティー、ハイブリッドティー…
…なんのこっちゃ。ですよね。
女性の方だと、ナチュラル系の芳香剤でダマスクローズとかブルボンローズ、って目にしたことあるんじゃないでしょうか。今回はお話ししませんがバラの芳香にもいくつかの種類があってその分類もあるんです。
まあそれは置いといて
30以上に分けられる「系統」に、20以上ある「原種」、それらをかけあわせて生まれてきた星の数ほどある「品種」 という風になるわけですね。
そんでここからめっちゃ端折って、バラ先輩には怒られるだろうけどクソほど端折って、
1867年を境に
オールドローズ と モダンローズ に分けられます。
1867年というのが上にも書いた系統のひとつ、ハイブリッドティー系統の第一号の「ラ・フランス」が作出された年とされています。
1867年より前から存在するバラがオールドローズ
1867年以降につくられたハイブリッドティー以降のバラがモダンローズ
、ということですね。
実用的なバラの種類分け
長々と書きましたが、バラを家に置いてみようとする人がこれまでの事柄を知らなくてももちろん大丈夫なんです。好きなバラを選んだらいい、んですが
バラの伸びかたのタイプ
だけは気にしないといけません。
それが今まで長々お話した「系統」でわかるんですよ。
じゃあやっぱりこれまでのことも知らなきゃダメじゃん。
系統とかも気にしなきゃダメってことじゃん。
と言うごもっともなツッコミはもちろん受け止めますが、ちょっと待って！
バラを選ぶときは園芸店に行くか何かしらのカタログを見ると思いますので、その時に確認すればいいのです！大丈夫！必ずと言っていいほど教えてくれるしカタログに書いてありますから！
確認すべき事は、
バラの伸びかたのタイプ！
枝がどうやって伸びるか、です。
タイプは3つ。
上に伸びてこんもりとする立木タイプ（ブッシュ）
グイーっとツル状に伸びるタイプ（クライミング）
その中間（シュラブ）
、です。
※厳密に言うとこの３タイプだけで樹形は限られませんがここではそう表現します
と言うのも、庭のどこにバラを置きたいか（どういうふうに育てたいか）で選ぶタイプが変わってくるからなんです。
庭の隅にコンパクトに置きたいなら立木のタイプ…
フェンスに這わせたいならツル状のタイプ…
こんな感じですね。
ここまでをまとめると
・様々な原種や色々な系統から数多くの品種が生まれた
・1867年を境にオールドローズとモダンローズとに分けられている
・バラを選ぶ時にはブッシュかクライミングかシュラブか、どのタイプかを確認する
となります。
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バラの全てはここにある！
日本におけるバラ界のレジェンド達がわかりやすく書いてくれているところはもちろん、筆者それぞれに偏りのない説明の印象となっているところが信頼できる。
原種からモダンローズ、比較的最近の作出の品種まで十分に掲載。
バラ好き・これからバラを始めようとする人にとってのバイブルとなり得る珠玉の一冊ゥ！
気がつけばこれを手に取りバラの世界の中に没入しているアナタが見えます。
いつの間にか腕がちょっとスッキリ細くなっているかも？
分厚くて重いけどマジでオススメ。
バラ大百科 ?選ぶ、育てる、咲かせる (別冊NHK趣味の園芸)
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以上を踏まえて、記事タイトルの
「ウチに植えてあったバラ オススメ５選」をお届けします。
どうぞ次をご覧ください。
ウチに植えてあったバラ オススメ５選 in 前橋 敷島公園バラ園まつり
先日、群馬県の県庁所在地である前橋市にある「敷島公園」に行ってきたんですよ。
こちらは北関東のバラ好きはまず知っているところなんですが、写真をご覧の通りにバラ園も併設してるんです。
そんでね、ここが大事なんですけどこちら。市の管理している公園なので入園料無料なんです！ひゃほおおおう！！
どうぞ皆さんお越しくださいね。
前置きが長くなりましたが、敷島公園で見られた
「ウチに植えてあったバラ オススメ５選」です。
１、イングリッシュ・ヘリテージ
優美にて優雅、なのにときどき無邪気な一面も見せる。
カップ＆ソーサー形に美しく開きだす花形に思わず顔がほころぶ。ニュアンスを含む淡桃色の花は上を見上げる。
例えるなら常盤貴子。美しくもあり可愛らしさもある。見つめられたら最後、心を掴まれて恋に落ちる。
…あなたに逢えてよかった。また秋に逢えるよね？ そう思わずにはいられないバラ。
デビッド・オースチン・ロージズ 1984年
四季咲き
ブッシュタイプ (系統ではシュラブ)※1
２、グラハム・トーマス
ねえ、こっちを見てよ。…振り返らなくてもキミがいるのが僕にはわかる。
しなやかに伸びた枝に、鮮やかな山吹色の花。強くさわやかなティーの香りは芯の強さを示すアイデンティティ。
言うなれば沢尻エリカ。うつむくキミは何を思っているの？僕だけには打ち明けてくれるかい。
…もしかしたらもう一度、夏の終わりに逢えるかな？ そんなバラ。
デビッド・オースチン・ロージズ 1983年
返り咲き
クライミングタイプ (系統ではシュラブ)※1
３、ジュード・ジ・オブスキュア
アンニュイなその表情でさえも、美しいあなたの魅力でしかない。
しゃんと立つその姿は強がっているようにも見える。雨に濡れて傷ついたあなたでさえもまた、美しい。
まるで吉瀬美智子。複雑な表情で僕を誘惑する、あなたの甘い香りに頭がクラクラするんだ。
…ずっとあなたと一緒にいたい。問答無用にプロポーズさせられるバラ。
デビッド・オースチン・ロージズ 1995年
四季咲き
ブッシュ寄りのシュラブタイプ (系統ではシュラブ)※1
４、サマースノー,クライミング
元気いっぱいのその笑顔は君の周りまで明るくする。
君の心を表すような広く大きく伸びる枝に、チャーミングなヒラヒラした小ぶりの花。君はどれだけ僕たちを魅了すれば気が済むんだい？
あたかも、多部未華子。照り付ける強い日差しでさえ君を照らすライトでしかない。
…また来年、ここで会えるかな？ 暑い夏のはじまりにだけ会える、海岸に輝く君のようなバラ。
Couteau 1936年
一季咲き
クライミングタイプ (系統：クライミングフロリバンダ)
５、アリスター・ステラ・グレイ
クールビューティー。この言葉こそが貴女を表すのに適している。いや。こんな言葉だけで表しきれるものではなかった。言葉なんて、要らない。
花が開くと変わる様は、貴女の表情のよう。ツンとデレの化身。そのギャップとふんわり優しい香りに…惚れる。
さながら、北川景子。スラっと伸びた手足に華やかなイメージそのままの貴女に過度な装飾は無用。
…三軒茶屋にゴウ。誰かじゃなくて貴女のモノにしてほしくなる、そんなバラ。
Gray,A.H. 1894年
四季咲き
シュラブタイプ (系統：ノワゼット)
番外、ピエール・ド・ロンサール
強く、儚い。キュートであり、ビューティー。この世界の憧れ。
クラシカルな魅力もモダンな魅力も持ち合わせた、この世界の始まりから今までの全て。ピンク色の唇にキッスしたい。
いわば石原さとみ。高い位置からその目で見下ろされたい。
…ひと初夏のアバンチュール。また会えると信じてる、その気持ちだけで強くなれる。そんなバラ。
メイアン 1988年
一季咲き
クライミングタイプ (系統：ラージフラワードクライマー)
※１ デビッド・オースチン社作出のバラは「イングリッシュローズ」と呼ばれています。豪華で華やかなオールドローズに、モダンローズの四季咲き性や様々な花色を取り入れたバラたちはバラ好きの人々の心を掴みました。
この「イングリッシュローズ」は全て、シュラブ系統に分類されています。その中でもブッシュタイプ・シュラブタイプ・クライミングタイプのどれに近いかを確認することが必要です。
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バラに恋、してる。
これは愛じゃないの。一方的な恋なの。
…でもそれでいいの。あなたを好きになったのは、私なんだから。
その心を支配するエモーションに身を任せて。あなたのことをズッと見てる。
髪をかき上げ物憂げな吐息。…熱い、想い。
あなたを振り向かせてみせる。計算しつくされたモーション。
イングリッシュローズのすべてが、ここに。
「日本での栽培」を考えた品種の特徴が書かれているのがこの本の良いところ。
※ 2010年以降に作出された新品種は掲載されていません。新しい品種の冊子は作出者である、デビッド・オースチン著のものをオススメします。このAmazonリンクから関連商品に掲載されてます。
終わりに
ウチに植わっていたバラたちは実家に引っ越していきました。この時期のバラの移植なんて、バラ先輩からしたら絶句されるタイミングですが仕方ないのです。実家で根をはり生きてくれることを期待しています。
バラの季節です。真っ盛りです。
どうぞ近くのバラ園を探して行ってみたり、園芸店に立ち寄ってみたりしてバラと触れ合ってみてください。改めてチョー可愛いのがわかりますから。
